2001年、センと緒方貞子前国連難民高等弁務官を共同議長に「人間の安全保障委員会」が日本政府とアナン国連事務総長によって欧米とは別に創設。同委員会は2003年も最終報告書を持って解散。その後「人間の安全保障ユニット」として国連人道問題調整部(OCHA)に移行、日本は2006年度まで335億円供出。



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「HDIの平均寿命・教育・国民所得も手段であって、目的そのものではない。目的は、人それぞれ多様なものであり、社会的・文化的背景によって異なる」と述べていたが、最終的にはセンも同意し協力メンバーの一人となった。現在では、経済中心のGDPに代わる人間性を加味した指標として日本政府も注目。



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関連して[人間開発指数](HDI) https://j.mp/38RToxh 各国を人間開発の4段階に順位付け(平均余命、教育、識字、所得指数)。1990年にパキスタンの経済学者マブーブル・ハックが開発、国際連合開発計画(UNDP)が刊行。センはこの指数に当初反対していたが、その後参画。 https://j.mp/38TC1fl https://j.mp/2X4B9yU



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「飼いならされた主婦、あきらめきった奴隷は、ほんの少しの幸せでも満足してしまう」とし、弱い立場の人々が潜在能力を生かし社会参加することを主張している。 ※コロナ禍のバラマキなどは本当にわかりやすい例なので、ミクロ経済学的な検証が待たれるね



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センは、教育と国民の健康における改善が、経済成長が達成されるために経済改革に先行しなければならないと主張ている。また経済学は数字だけではなく「共感性・関わり合い・利他性」(commitment)を重視し、人々の悲しみ、怒り、喜びに触れることができなければそれは経済学ではないと主張。



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具体的には、よい栄養状態、健康な状態、幸せであること、自分を誇りに思うこと、教育を受けている…なども潜在能力の機能に含めることができるとしている。 ※簡単に言えば、最低限の貧困が満たされることが目的ではなくて「なりたい自分になる」という道筋が見えているかどうかという事でもあるね



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「潜在能力」(Capability) 人間の幸福について、選択の自由と個人の異質性がいかに重要であるか https://j.mp/3rKlm6A 人が善い生活や善い人生を生きるために、どのような状態にありたいのか、そしてどのような行動をとりたいのかを結びつけることから生じる機能の集合、であり



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A.センのノーベル経済学賞受賞は「厚生経済学・社会的選択」での功績だが、彼の学説の中でもっとも有名な概念は「潜在能力」(Capability)。これは近年頻出になっている。従来のミクロ経済学の消費者理論における選択理論、簡単に表現すれば人間の幸福は選択肢の数と幅によって拡げられる。



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A.センの最初の評価につながった「飢饉の分析」、経済の分配・公正と貧困・飢餓の研究。飢饉は食料不足から起こるだけではなく、不平等からも起こる。 これはコロナ禍のバラマキにおいても理解できる視点。 https://j.mp/2WZow8x



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現代の経済学/思想史だとインドの経済学者アマルティア・セン(Amartya Sen/1933年-存命)が頻出。哲学者。アジア初のノーベル経済学賞受賞者。ベンガルで生まれ、ベンガル大飢饉で通う小学校に飢餓で狂った人が入り込み衝撃を受け経済学者になる決意。厚生経済学、潜在能力、人間開発指数は必読。



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